ニキビ跡のケア方法について

ニキビが出来て顔にブツブツが出来てしまうこともすごく嫌なものですが、ニキビが治ったにもかかわらず肌が凸凹になってしまったり、ニキビ跡が消えなかったりするのも非常に嫌なものです。現在進行形のニキビであれば治るという期待もありますが、ニキビ跡を消すことは非常に難しく、ずっと付き合っていかなければ行けないのかと思うと鏡を見るたび泣けてくることもあります。
ニキビ跡の治療でニキビ皮膚科に通う人も多く、高額なエステなどに通う人もいます。
出来てしまったニキビ跡を消すことは非常に難しいものですが、根気と時間をかければある程度消失させることも可能です。今回はそんなニキビ跡について詳しくみていきましょう。

ニキビ跡が残るニキビについて

ニキビの跡が出来てしまう理由は、毛穴に角栓がつまりアクネ菌が繁殖して真皮層にまでダメージを与えてしまうことで、肌細胞そのものが傷ついてしまうからです。特に大人ニキビの場合は肌本来のバリア機能自体が低下しているので、ニキビが悪化してしまうことも多く、肌にかかる負担も大きくなってしまいます。こうなると跡が残りやすく、肌が固くなってしまうこともあるので正しくケアしていくことが大事になります。
ニキビ皮膚科ではニキビ治療と同時にニキビ跡のケアをしてくれるところもあり、ニキビの段階に合わせてしっかりとケアを行っていきます。

ニキビ跡の種類

ニキビ跡と言われて多くの人がクレーターのようにボコボコとなった肌を思い浮かべますが、ニキビ跡にも種類があります。それぞれの種類によってニキビ跡のケアの方法も変わってくれば、それがニキビ跡だと気付かず間違ったケアを続けてしまうこともあります。
ニキビ跡の種類にはニキビシミ、クレーター、赤みの３種類があります。

ニキビ跡に残ったニキビシミ

ニキビが出来て炎症を起こした部位に色素沈着が起こることで茶色っぽく残ってしまうものです。ニキビが出来て炎症が発生してしまうと、外部からの刺激に対してメラニン色素が反応し、過剰に増えてしまうのが原因です。肌のターンオーバーが活発に行われれば消えていくものですが、ニキビが出来てしまった肌は肌の免疫力自体が下がっているので後々残ってしまうことが多くなります。

ニキビ跡に出来るクレーター

紫ニキビのように、膿んで腫れてしまったニキビが出来た後にできるのがクレーターのような凸凹とした肌の沈みです。皮膚そのものが陥没してしまうと自然治癒は非常に難しく、肌がどんどん硬化していってしまいます。こうなるとニキビ皮膚科やエステなどでレーザーやピーリングなどの肌へ負担がかかる治療法を行っていかなくてはならず、治療も長期化してしまいます。

ニキビのようにも見える赤み

ニキビが出来て炎症を起こした部分がいつまでたってもニキビが出来ているように赤みを帯びているという状態です。肌表面での炎症は既に完治していても、真皮層付近に炎症が残っていたり、炎症が酷すぎてうっ血してしまったりすることで赤い色素沈着が残ってしまいます。発赤のようにポツポツと小さな赤い点になることもあり、ニキビ跡だと気付かない場合も多々あり、長期化してしまうとケアが難しくなります。
早い段階で肌機能の正常化を測ることが非常に重要になります。

ニキビ跡を治療するには肌の機能をアップさせること

ニキビ跡の治療は、ニキビ治療以上に長期化してしまう傾向にあるにも関わらず、自己流ケアでどうにかしようとしてしまう人がほとんどです。
ニキビ跡治療には肌のバリア機能の回復、肌の治癒能力そのものを正常化させていくことが重要になります。これらの治療はニキビそのものが出来にくくなる治療でもありますが、ニキビが治りかけてきたことで安心して治療を辞めてしまうことで悪化しやすいポイントでもあります。
自己判断でニキビやニキビ跡の治療を行うのではなく、しっかりと皮膚科で相談しながら完治するまで治療を行っていくことが最善の方法となります。
ケアが遅れれば遅れてしまう補とニキビ跡は消すことが難しくなり、一生付き合っていかなければ行けないものになってしまいます。またニキビ跡が出来る肌はニキビが出来てしまった周辺組織もダメージを受けていることが多く、その他にもシワやシミ、乾燥などの原因になってしまうこともあります。
ニキビ皮膚科で適切な診断を受け、しっかりとケアを行っていきましょう。