ニキビ皮膚科に聞く！洗顔方法

ニキビ皮膚科にいくと、ニキビを治すためには皮膚科での治療と合わせて洗顔を正しく行うことを言われます。この洗顔方法について詳しく説明してくれる皮膚科もあれば、洗顔をしてくださいねとだけ言われて、自己流で洗顔をしているという人もいると思います。
しかし、間違った洗顔方法を続けているとニキビが改善されるどころか、さらにニキビを悪化させてしまうこともあります。
正しいニキビケアを行うには、正しい洗顔方法を知ることが非常に重要になります。

洗顔を行うのは肌のターンオーバーを邪魔しないため

女性であれば毎日洗顔は行っているものだと思います。洗顔を行う目的は、カラダを洗うのと同じで酸化した皮脂や汗、埃などの汚れを取り除くためです。
しかし、この汚れがキレイに取り除かれなくなると、菌が繁殖したり、角質がどんどん厚くなったり、角栓などがたまってしまいます。これらがニキビの元であるアクネ菌が繁殖する原因となります。
皮膚科ではあまり詳しくこの肌のサイクルについて教えてくれるところはありませんが、女性であれば肌のターンオーバーという言葉を聞いたことのある人もいると思います。肌のターンオーバー、つまり肌の生まれ変わりによって肌の表面に押し上げられる役割を果たした肌の角質細胞を、洗顔で汚れなどとともに落としてあげることが大事になります。

洗顔はただ洗えばいいというわけではない

肌のターンオーバーを正常に保つために必要な洗顔ですが、刺激を与え過ぎてしまうのは返って肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。
人は感覚的に洗えば洗うほどキレイになると思っている人もいますが、洗い過ぎは必要な肌細胞そのものまで剥がしてしまうこともあり、お肌にとってはよくありません。もちろん、ニキビにとってもいいものではなく、刺激を与え過ぎてしまうと肌の炎症やニキビがさらに増えてしまうこともあります。
ニキビが出来たからといって洗えばニキビが消えるわけではありません。時間をかけて蓄積された皮脂を、一度の洗顔で取り除いてしまおうと考えるのではなく、少しずつ取り除くという感覚で洗顔を行っていくことが大事です。

洗顔を行うための洗顔料は低刺激のものを選ぶこと

ニキビ肌にとって一番危険なのは刺激です。刺激を与えることで皮脂が過剰に反応してしまい、アクネ菌が増殖をしやすい環境が出来てしまいます。
ニキビが出来た肌へのスクラブ洗顔などは行わないように注意しましょう。また極度にミントや清涼感たっぷりの洗顔を選んでしまうのも危険です。
洗顔を選ぶときは敏感肌用のものや低刺激の易しいタイプの洗顔を選ぶことが大事です。
皮膚科ではオリジナル洗顔料を扱っているところもあれば、皮膚科おすすめの洗顔を取り扱っているところもあるので、皮膚科の看護師さんなどに聞いてみると詳しいパンフレットなどをくれるところもあります。

皮膚科おすすめの洗顔方法でニキビを撃退

では、実際にどういった洗顔を行えば肌に負担なくニキビを撃退できるのでしょうか。
何度も述べているように刺激を与えすぎるのは肌にとってはNG行為です。洗顔の行い過ぎも肌に負担をかける原因になるので、洗顔料を使っての洗顔は基本的に１日１回にしましょう。
洗顔料を使っての洗顔はできれば入浴中、入浴直後の体の代謝がよくなっているときがベストです。お風呂で体が温まれば毛穴も自然と広がり、さらに代謝がよくなっているので汚れが落としやすくなります。
朝は水洗顔やコットンなどよく湿らせたものでの拭き取り洗顔にすると、皮脂を必要以上に落とし過ぎず、肌が返ってツヤツヤになります。
洗顔料を使用して洗顔を行うときは、泡立てネットなどを使用し、しっかりと泡立ててから泡で洗っていくようにします。きめ細かい泡を作れば泡が触れるだけで指などが届かないところまでしっかりと汚れを落とすことが出来ます。この時も決してゴシゴシ擦らないようにしましょう。

洗顔後は必ず保水保湿を行うこと

ニキビ撃退のポイントはいかにスキンケアの基本と言われる洗顔、保水、保湿を行うかです。洗顔後は時間が経たないうちに、低刺激の化粧水を使い保水を行い、乳液を使って保湿を行いましょう。
化粧水や保湿剤についてもニキビ皮膚科でオリジナルのものやおすすめを紹介してくれるところがあります。
肌の基本を守ることがニキビ撃退には最も大事なポイントです。肌のことを考えて洗顔を行っていくようにしましょう。